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February 15, 2005

石垣島に新天文台

朝日新聞のHPを見ていたら、こんな記事を発見しました。

星降る石垣島に今夏にも新天文台(朝日新聞 2005/2/7)

observatory
(石垣島天文台(仮称)の完成予想図=国立天文台提供)


国立天文台が口径約1メートルの光学・赤外線望遠鏡を設置して、
石垣市やNPO(非営利組織)法人「八重山星の会」などと連携して運営するのだそうです。

石垣島といえば、日本本土では見えない南十字星も見えるほど南にある島。
知らなかったのですが、1月末には全天で21個ある一等星が一晩で見えるのだそうです。
一年では88ある星座のうち、84も見えるのだとか。
赤道に近いというロケーションが、こんなメリットを生んでいるんですね~。
しかも、自然あふれる島なので、本土で悩まされる「光害」も気にならない上に、
年間の晴天率が4割を超え、大気の揺らぎも少ないとか。

8月には全島上げての「星祭り」も行われているほど、天文には関心の高い地域なのだそうです。

こんなにいいロケーションに、今まで天文台がなかった方が不思議。

いいな~、行ってみたいな~。

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February 14, 2005

宇宙はゴミだらけ

ハッブル望遠鏡の修復は「予算の打ち切り」によって見送られることになりましたが、
それ以前に考えられていた「修復案」の中には、宇宙飛行士による有人修復
考えられていました。実際、宇宙飛行士らは喜んでその案に賛同したい、と考えていた
ようでした。

しかし・・・それは「危険性が高すぎる」代案。
なぜなら、宇宙はゴミだらけだからです。

space-debris
JAXA HPから

日経サイエンス2004年8月号Topics「目が離せない宇宙ゴミ」によると、
国際宇宙ステーションにもかなり思い切りよくゴミが当たっているそうです。
2003年11月には、滞在中の宇宙飛行士が驚くほどのバーンという大きな音が、船外から聞こえてきたとか。
2004年4月にも同様の「事件」があったそうです。

宇宙ゴミがぶつかった時の衝撃は、
『大きさ数mmほどの物体でも、ボウリングの球が幹線道路を走る自動車のスピードでぶつかる』
時と同じだとか。

一番最初に宇宙ゴミとなったのは1958年に打ち上げられた「バンガード1号」。
それから46年。今では1万個以上の「ゴミ」が浮いているのだそうです。
わかっている宇宙ゴミの総重量は約4000トン。

(最大の宇宙ゴミは旧ソ連の試験用ロケット「コスモス382」で重さは10トン。
面白いゴミには宇宙飛行士の予備用手袋とか、シャトルの船外活動中に
宇宙飛行士がなくしたドライバーなんかもあるそう・・・おいおい)

そんなものがびゅんびゅん飛んでいる環境で船外活動をするのは、
確かにかなり「危ない」です。

ゴミをレーザー光線でねらい打ちして軌道をそらそう、なんて、テレビゲームみたいな案も
考えられていたようですが、実現性に乏しいし、費用もかかりすぎ、ということで、断念。

結局、国際宇宙ステーションに関しては、

・外壁をシールド(防弾チョッキ)で覆う

・大きめのゴミについては、地上から監視する

という対応を取っているもようです。
(詳しくは宇宙環境と宇宙での活動Q&Aを参照ください)

72時間以内に衝突する可能性がある物体が現れたら、それを特定し、
ステーションの軌道を2kmほど変える、という対応がとられているとか。
これがなんと、平均して年に1回も行われているのだそうです。

大きい物体はこれで対応できても、監視下にない小さいかたまりが船外活動中の宇宙飛行士に
ぶつかりでもしたら・・・

でも、ハッブル望遠鏡の修復についていろいろ考えられていた時、宇宙飛行士は
「有人修復計画が実現するなら、喜んでその任務を受ける」
と言っていたそうです。
宇宙飛行士って、すごい人たち・・・。


NASA宇宙飛行士―未知への挑戦...講談社プラスアルファ文庫


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February 10, 2005

アインシュタインも筆のあやまり

ラジオ ビジネス英会話のテキストには、毎回、各界の著名人の名言"Quate, Unquate"が
のっています。
で、先日の"Quate, Unquate"にはアインシュタインの言葉がのっていました。

"Anyone who has never made a mistake has never tried anything new"
一度も間違いを犯したことがない人は、一度も新しいことをやろうとしたことがない人だ。

さすが天才、凡人を励ます天才の言葉は奥が深いわ! 
と、いつも間違いばかりの凡人=私は感動したのですが・・・

とあることを、ふと思い出しました。
アインシュタインは、「生涯最大のあやまち」をおかしていた、ということに。

アインシュタインは、ご存じの通り、「相対性理論」という天才的な理論を提唱した人です。
ところが、実は、この相対性理論にしたがって宇宙の行く末を予言すると、
宇宙は変化する、という「動的宇宙」像が出てくるのです。
でも、アインシュタインは「宇宙が変化する」などという現象を受け入れることができませんでした。
そこで、宇宙が変化しないように自分の理論の中に「宇宙項」という項を入れてしまったのです
(静止(静的)宇宙モデル)。

ところが、その後、天文学者エドウィン・ハッブルが宇宙の膨張を観測で確認。
「宇宙は変化する」ということが観測で実証されてしまったため、
アインシュタインは自分が間違っていたことを認めざるを得なくなったのでした。
(ただし、現在では、別の観点から、やっぱり「宇宙項」は必要かもしれない、
という議論がなされています・・・これについては別の機会に・・・)

そういう観点から、↑のアインシュタインの言葉を見ると・・・
開き直りの言い訳にも見えますね、「いいじゃん、間違えたって!!」ってな感じの。

世紀の天才にも、裏には非常に人間くさいドラマがある、という一例でした(^o^)。


今年は、アインシュタインが相対性理論を発表してから100周年です。


アインシュタイン150の言葉

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February 09, 2005

さよなら、ハッブル望遠鏡

今日(2月9日)の朝日新聞の天声人語に、ハッブル望遠鏡がとうとうその役目を終えるかもしれない、
という話題が書いてありました。
天声人語2月9日

ハッブル望遠鏡は、大気の邪魔を受けない大気圏外に打ち上げられた大型望遠鏡。
それまで地上からはとらえることのできなかった宇宙の姿をたくさんとらえ、
天文学の進展に大きく貢献しています。

ところが、打ち上げ直後から、結構トラブル続きでした。

そこで、いろいろな不調を抱えていたハッブル望遠鏡の修理をどうするか、という問題は、
専門家の間で熱心に議論されていたのですが、
7日に発表された米予算教書には、ハッブルの修理費が盛り込まれなかったそうです。
盛り込まれたのは「誘導して太平洋に落下させる『水葬』費」だけだったとか。
つまり、事実上、ハッブル望遠鏡の働きに終わりが告げられたわけです。

この話題についての科学雑誌の記事の翻訳に関わったことがあります。
Scientific American "A Bad Fix for Hubble?"
(日本語訳は日経サイエンス 03月号 [雑誌]Topicsに掲載)

ハッブル望遠鏡は、最近は、バッテリーやジャイロスコープ、誘導センサーに問題を抱えていました。
そこで、NASAは遠隔操作で無人の修復作業を行う、という計画を進めていました。
修理の際、同時に最新装置を追加することができれば、ハッブルの観測能力を10倍以上
引き上げることができる、というもくろみでした。

しかし、無人の修復作業は技術的にたくさんの問題を抱えていて、成功率が低い上に、
かかる費用も莫大。さらに、必要な技術が完成するのにはまだまだ時間がかかるのだそうです。

それでは、と、シャトルによる有人修理(宇宙飛行士が船外活動で修理を行う)も検討されていた
ようですが、宇宙飛行士が負わなければならない危険性を考えると、そこまでは踏み切れない、
というのが、関係者の間での見方だったそうです。

時間的にも経済的にも、「ハッブル望遠鏡の修理」実現の可能性は低い、と議会に判断されたのが、
予算に修理費が盛り込まれなかった理由でしょう。
(でも、天声人語によると、まだ「ハッブル延命」を訴える人たちはあきらめていないようですね。
引き続き、米議会で議論されるようです。そういうところは、さすがアメリカ、と思います)。

とはいえ、これで大気圏外での天体観測ができなくなるのかというと、さにあらず。
2011年にはハッブル望遠鏡の後継機、「ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡」打ち上げの予定があるの
だそうです。

な~んだ、後継機の計画があるんじゃん。ちょっとホッとしました。

後継機の計画があるにもかかわらず、ハッブル望遠鏡延命の声が大きい・・・。
それだけ、専門家にも一般市民にも愛されている証拠なのかもしれません。

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